リコー・路面性状モニタリング/土研性能試験に合格/市道測定の市場参入

 リコーは、一般車両に搭載して路面のひび割れやわだち掘れ、平坦性を自動測定・分析できる「路面性状モニタリングシステム」が、土木研究センターの「路面性状自動測定装置の性能確認試験」に合格したと発表した。「ステレオカメラで構成するシステム搭載車が合格したのは初めて」としている。公共事業における路面性状調査事業の受託が可能になったことから、自治体管理の市道測定業務の受託を開始する。
 路面性状モニタリングシステムは、2台のカメラの視差情報を利用して前方の対象物の3次元情報を得る「ステレオカメラ」を複数台、一般車両に搭載し、3次元画像と輝度画像を同時に撮影する。輝度画像からAI(人工知能)を使ってひび割れ率を機械判読するほか、3次元画像でわだち掘れ量と平坦性を算出する。撮影から測定結果作成までを高度なレベルで自動的に実施できるため、効率的・網羅的に路面舗装状態を把握し、道路修繕の優先順位や時期を的確に判断できる。
 試験では、距離測定精度(光学測量機による測定値に対してプラスマイナス0.3%以内)、ひび割れ測定精度(幅1mm以上のひび割れが識別可能)、わだち掘れ測定精度(横断プロフィルメータによる測定値に対しプラスマイナス3mm以内)、平坦性測定精度(縦断プロフィルメータによる標準偏差の測定値に対しプラスマイナス30%以内)をいずれも合格した。
 同社は、2016年7月から17年8月まで、国土交通省、秋田県、同県仙北市とともに「路面性状モニタリング実証実験コンソーシアム」に参画し、実証実験などで道路舗装の状態計測の頻度・範囲を広げるための技術開発を進めてきた。

Source: 建設通信新聞
リコー・路面性状モニタリング/土研性能試験に合格/市道測定の市場参入