老朽化対策を推進/分離新設で過大規模解消/名古屋市の学校づくり計画案

 名古屋市教育委員会は「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画(案)」をまとめた。5日の市議会教育子ども委員会で示した。市内の学校施設は約半数が築40年以上経過し老朽化しているため、長寿命化などの対策を進める。また、学校の分離新設などによって過大規模を解消する方針だ。計画期間は2019年度から33年度まで。 同案によると小学校は1校当たり12-24学級、中学校は6-24学級が「望ましい学校規模」とし、5月1日時点で小規模学校と判断した小学校73校と中学校4校を対象に統合や老朽化対策などを実施するため、実情を踏まえた個別プランの作成などに取り組む。また、過大規模と判断した千種区の東山、田代、中川区の荒子、緑区の大清水、名東区の名東、西山小学校の6校は、学校の分離新設などで課題を解消する予定だ。
 名古屋民主の服部将也市議は「統合学校を建設する際には関係機関と連携し、安全な通学路の整備などの施策を実施してほしい」と要望した。
若宮商業高に
特支校を併設
24年度の開校目指す
 市は、生徒の交流などを促す「インクルーシブ教育」を実施する若宮商業高等学校と高等特別支援学校の併設について、既存の校舎と敷地を活用し、生徒数を若宮商業高校が1学級160人程度、特別支援学校が1学級60人程度の学校を設置する方針だ。19年度に施設に関する調査などを実施し、23年度に特別支援学校の入学者募集を始め、24年度に開校する。
 現若宮商業高校は校舎など22施設で構成し、総延べ1万1637㎡。施設は老朽化などの課題を抱えている。場所は天白区古川町76の敷地3万2526㎡。
 教育委員会は特別支援学校の高等部は生徒数が増加しており、教室が不足している現状を説明。共産党の青木ともこ市議の「施設が老朽化していると思うが、状況を教えてほしい」との質問に対し、教育委員会の担当者は「若宮は古いもので築後55年、新しいものでも42年が経過している」と答えた。

Source: 建設通信新聞
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