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WF再整備/ロープウェー導入へ調査/福岡市の研究会

【景観、輸送力など評価】
 ウォーターフロント(WF)地区の再整備に伴い発生する将来の交通需要への対応策を研究することを目的に福岡市が設置したWF地区アクセス強化研究会(座長・石田東生筑波大名誉教授、13人)の最終会合が9日、福岡市内で開かれ、「博多~WF間にロープウェーを整備することが望ましい」との結論をまとめた。研究会での意見を踏まえ、市は実現に向けた詳細な調査に取り組む。 同研究会は、WF再整備事業完了後の同地区の交通量が現在の1日約5万6000人から約16万人に増えるとの予測を踏まえ、博多、天神とWFを結ぶ片方向1日当たり2万人程度を輸送する新たな交通システムを検討した。
 ロープウェーや地下鉄、モノレールなど8パターンの交通システムについて、輸送性、経済性、構造面などの16項目を比較した。
 この結果、博多駅とWFを結ぶ大博通りの約2㎞の整備費は、モノレールが369億円、地下鉄が700億円、ロープウェーが101億円などとなり、ロープウェーが最も安くなると試算した。景観や輸送能力、車両基地の大きさなどの面でも高い評価を得た。また、落下物や風などの課題もあるが不安や懸念は払拭(ふっしょく)できるとした。
 研究会では、WF天神間長さ約2㎞についても議論が行われ、地下街がある影響で支柱を立てるスペースがなく、導入空間や魅力的な景観形成の観点から「新たな交通システムを導入する必要はない」と結論付けた。
 会合後、石田座長は会見で、「ロープウェーの実現はWF再開発の前提条件となっており、市民の皆さんとコミュニケーションをとって検討してほしい」と福岡市に注文した。

Source: 建設通信新聞
WF再整備/ロープウェー導入へ調査/福岡市の研究会