山口市庁舎/19年度から設計着手/予算案に関連費、6月公告

 山口市は、建て替えを計画している新本庁舎整備事業の基本設計に2019年度から着手する。設計者選定方法は確定していないものの、現在策定作業を進めている基本計画(案)では、プロポーザルを採用する方針を示している。計画策定が4月に入る可能性も示唆しており、パブリックコメントを経て、早ければ6月の公告を視野に入れている。19年度予算案には、基本設計や関連調査の業務委託費など7955万7000円を計上するとともに、プロポーザルによる基本・実施設計の一括発注を想定した20、21年度の債務負担行為2億6140万円を設定している。 19年度の事業内容は、基本計画を踏まえた基本設計に着手するとし、建物のデザインや構造、配置、必要な機能、設備などの基本的な設計内容を検討するほか、20年度着手を予定している実施設計に向けて必要な関連調査を実施するとしている。
 作成した基本計画(案)によると、施設配置については、中央駐車場跡地と現本庁舎跡地にまたいで整備する2案、中央駐車場跡地に整備する案の3案を示し、景観への配慮や利便性、安全性などを総合的に検討するとともに断層調査結果を踏まえて最適な案を判断し設計で詳細を詰めるとしている。
 規模は延べ約2万㎡を想定。執務エリア8300㎡、議会エリア2200㎡、市民交流スペース1000㎡、共用エリア6300㎡、書庫・倉庫・その他2200㎡を計画している。
 来庁者駐車場を200台分整備し、このうち100台分を新立体駐車場で確保する。新立駐は中央駐車場350台を含めて合築することを想定している。
 構造は、免震、制振、耐震を挙げ、基本設計の中で建物形状や高さを踏まえた上で工期、費用、被災後の復旧対応等の観点から総合的に判断し最適な構造形式とする。
 概算事業費(中央駐車場整備費除く)は137億9700万円と試算し、内訳は新本庁舎建設費約115億0400万円、新立駐建設費約2億8100万円、屋外整備費約2億3700万円、現本庁舎解体費約3億9700万円、中央駐車場解体費約6900万円、設計・監理費等約4億2100万円、移転費用約2600万円、その他費用約8億5800万円。
 19、20年度で基本・実施設計をまとめ(約21カ月)、21年度着工、24年度の完成を予定している(工期約32カ月)。その後現本庁舎解体や新立駐建設・外構を進め、26年度ですべての整備を終える。

Source: 建設通信新聞
山口市庁舎/19年度から設計着手/予算案に関連費、6月公告