広島市の新中央市場基本計画案/施設面積は13万㎡/民間活力導入も検討

 広島市は、建て替えを検討している中央卸売市場新中央市場建設基本計画(案)をまとめた。「安全・安心な生鮮食料等の安定的な供給を担う、中四国地方の拠点市場」をコンセプトに、新築する施設面積は13万㎡と試算している。民間活力の導入も検討するとしている。
 計画では、西区草津港の中央市場と安芸区船越南の東部市場を統合し、中央市場内に新中央市場を整備する。中央市場は、西部流通業務地区に位置し、高速道路のインターチェンジや物流拠点が集積する西風新都、都心部からも近距離にある。敷地面積は約24万2000㎡。
 基本計画(案)では、コンセプトをベースに整備の方向性として、▽品質管理、衛生管理の高度化▽物流動線の効率化と場内の保安の確保▽物流拠点としての機能の充実▽地震や高潮等、災害時における市場機能の継続性の確保▽にぎわい機能の導入等による食や花きに関する文化の維持および発信など▽労働環境の改善▽施設整備費と維持管理費の抑制--を挙げている。
 施設規模の内訳は、青果部の卸売場棟が3万6200㎡、冷蔵庫・倉庫・加工所が5100㎡、水産物部の卸売場棟が1万2100㎡、冷蔵庫・倉庫・加工所が9300㎡、花き部の卸売場棟が8800㎡、冷蔵庫・倉庫・加工所が3600㎡、その他の関連商品売場が1万4900㎡、立体駐車場が4万㎡。
 青果・水産・花きの各機能については、冷蔵庫(既設)および倉庫・加工所(同)と近接させ、物流動線の効率化を考慮した配置とするほか、関連事業者・にぎわいエリアは、宮島を望む風光明媚なロケーションを生かし、草津漁港に面した配置とする案などが示されており、設計段階で具体化するとしている。
 整備スケジュールは、民間活力導入が決まっていないことから、市が整備する場合を想定している。2019年度から基本設計に着手し、21年度から着手する棟ごとに順次、実施設計、工事を進めるとし、民間活力導入の際は見直す。

Source: 建設通信新聞
広島市の新中央市場基本計画案/施設面積は13万㎡/民間活力導入も検討