宇部市新庁舎/豊かな地層表す外観/延べ1.9万㎡、事業費116億

 山口県宇部市は、今年度から着工する新庁舎建設の実施設計を公表した。「まち+人+環境+匠+アート-100年目の宇部市から未来へつながる新たな庁舎」をテーマに、飛躍的な発展を遂げた炭都宇部の豊かな地層を表現した「積層=積み重ね」をモチーフとした外観、全方位から市民を受け入れる庇(ひさし)で囲まれたデザインを採用している。1期庁舎、2期庁舎のほか、付属施設などを含めた総延べ床面積は1万9091㎡。概算事業費は約116億2000万円を見込む。 設計は佐藤総合計画・美建築設計事務所JVが担当した。新庁舎は、宇部のまちづくりを先導する庁舎を目指すとともに、市が推進する環境共生都市づくりにふさわしい環境共生庁舎とする計画で、自然光を活用する水平ルーバーや水素電池活用、美しさと環境負荷低減を両立する植栽等を計画している。
 また、市内事業者が開発したオリジナル製品・素材を積極的に取り入れ、庁舎自体を製品のショールームとするなど匠の技を生かす庁舎とするほか、庁舎全体を寄贈品や収蔵品、市民公募作品などを展示・企画する市民ギャラリーとする計画だ。
 現地建て替えの施設は、真締川公園との一体整備とまちなみの連続性を重視し、現駐車場部分に立駐と1期庁舎を建設し、移転後に常盤どおりのまちなみに配慮しながら現庁舎部分に2期庁舎を整備する2棟構成とする。規模は1期庁舎がRC・S造(免震構造)6階建て塔屋1層延べ1万5817㎡、2期庁舎がS造(耐震構造)3階建て塔屋1層延べ2872㎡、そのほか2棟の付属棟などを建設する。立駐の面積は延べ4080㎡で計画されている。建設地は同市常盤町1-7-1ほかの敷地1万5513㎡。
 外観は、飛躍的な発展を遂げた炭都宇部の豊かな地層を表現した「積層=積み重ね」をモチーフとしている。
 全体工期は約76カ月を見込んでいる。現在、1期棟新築(建築主体)工事、同(電気設備)工事、同(機械設備)工事3件の一般競争入札の手続きを進めており、24日に開札する。市制100年となる21年度には1期庁舎を完成させる。

Source: 建設通信新聞
宇部市新庁舎/豊かな地層表す外観/延べ1.9万㎡、事業費116億