首都高上部に人工地盤/築地川区間約1㌔対象/中央区が構想

 東京都中央区は、首都高速道路・築地川区間の上部を人工地盤で覆って新たな都市空間を創出する「築地川アメニティ整備構想」を検討している。新富2丁目の三吉橋から銀座8丁目までの約1㎞を検討範囲とし、首都高速道路の大規模更新事業にあわせて実施する計画だ。築地川周辺で計画中のまちづくりとの連携も視野に入れている。
 人工地盤の整備は、現在、築地川によって分断されている銀座エリアと築地エリアを接続することで、一体的な連続性を持たせるのが狙い。浜離宮恩賜庭園など周辺の緑と築地川の記憶を継承した水と緑のネットワークを形成し、ヒートアイランド現象の軽減など環境配慮型の都市空間を目指す。また、地下鉄の東銀座駅、新富町駅、築地市場駅などが立地することから、交通結節性の高い歩行者ネットワークを生み出したい考えだ。
 緑地空間や広場の整備によって、年間を通じて誰もが体験・交流・発信ができるパブリックスペースを創出するほか、大規模災害時には一時避難場所などとして機能する防災活動拠点を設ける。
 周辺まちづくりとの連携では、三吉橋がある中央区役所周辺地区、旧電通本社ビルなどがある築地1丁目地区、新橋演舞場に近い采女(うねめ)橋周辺地区の3カ所を主な対象とする見通し。公共施設の更新や老朽化したビル群の再開発事業などにあわせた空間整備を想定している。

Source: 建設通信新聞
首都高上部に人工地盤/築地川区間約1㌔対象/中央区が構想