太平洋岸自転車道 20年までに整備完了/ナショナルサイクルルート早期指定へ/推進協議会

 国土交通省の関東、中部、近畿地方整備局と千葉県から和歌山県までの地方自治体で構成する太平洋岸自転車道ナショナルサイクルルート(NCR)指定推進協議会は27日、大阪市の大阪合同庁舎で第1回会合を開いた。9日に創設されたナショナルサイクルルート制度を契機に太平洋岸自転車道がNCRとして早期に指定されるために、ハード・ソフト両面の取り組みを2020年までに完了させる。
 NCRは、自転車活用推進法に基づき、自転車道と周辺の観光地を連携させることによりサイクルツーリズムの発展と地方創生を図ることを目的に創設。魅力的なルートやサイクリストに対する充実したサポートなど一定の水準を満たしたルートをNCRに指定する。
 NCRの新たな指定については、18年6月に策定した自転車活用推進計画の期間内に1回とする。3年から5年ごとに新たな計画を策定する。今回の計画は20年まで。
 国土交通省自転車活用推進本部の本部長を務める国土交通大臣による指定を受けるためには、同本部による候補ルートの選定・公表、第三者委員会による審査が必要となる。NCRに指定されれば、国によるプロモーションなどの支援を受けることができる。
 指定されるための条件は▽延長100㎞以上の魅力的なルート▽安全・安心な走行環境▽多様な交通機関からアクセス可能で休憩・宿泊施設、周辺観光資源が豊富でサポート環境が整っていること▽日本人・訪日外国人ともに情報収集が可能なこと▽官民連携でサイクリング環境水準維持向上に取り組んでいること--など。
 太平洋岸自転車道は千葉県銚子市から和歌山市までの延長1400㎞の自転車道。
 今後、鉄道駅でのレンタサイクルや着替え場所などゲートウェーの整備個所選定や日英2カ国語以上でのホームページ・情報発信、サポート環境整備の状況を把握し、12月の第2回会合時に整備個所や事業者などをまとめたアクションプランを決定する。その後、自転車通行空間の整備などを進める。
 路面標示や案内看板550カ所、サイクルステーション70カ所は20年の東京五輪までに整備する。
 同制度の創設に当たり、第1次ルートの候補として、つくば霞ヶ浦りんりんロード(茨城県)とビワイチ(滋賀県)、しまなみ海道サイクリングロード(広島県~愛媛県)が選ばれている。

Source: 建設通信新聞
太平洋岸自転車道 20年までに整備完了/ナショナルサイクルルート早期指定へ/推進協議会