橋建協と九州整備局/成長力強化など議論/担い手育成へ環境づくり

 日本橋梁建設協会(満岡次郎会長)は1日、福岡市の八仙閣で九州地方整備局との意見交換会を開き=写真、働き方改革や生産性向上の取り組みなどについて討議した。協会からは満岡会長を始め本部・九州事務所の幹部、整備局は村山一弥局長、稲田雅裕副局長、前佛和秀道路部長、堂薗俊多企画部長らが出席した。 冒頭、あいさつした満岡会長は「安全と品質の確保を最優先課題として取り組んでいる」と協会方針を述べた上で、国土強靱化に向けた3カ年緊急対策などに触れ「協会の総力を挙げて対応する」とした。村山局長は「次世代の担い手育成に向けた環境づくりが最も重要。個別企業が利潤を上げ、将来展望を持てるようにしたい」とした。
 意見交換は▽鋼橋事業の成長力強化▽鋼橋技術力の進化と継承▽鋼橋長寿命化への対応--の3項目を主な議題とした。
 成長力強化では、週休2日工事の定着に向けて、適切な工期設定や受発注者間での工程表の共有などに引き続き取り組んでいくことを確認。多様な発注方式の採用では、協会が求めた「簡易確認型」について、同局が「今後、必要に応じて制度設計する」、「概算数量方式」は「採用に当たっては他整備局などの動向を踏まえ検討する」とそれぞれ回答した。
 鋼橋技術力の進化と継承では、高強度ケーブルワイヤーや橋梁用高降伏点鋼材、塗装寿命延長鋼の活用といった協会の要望に対し、同局は「コストのみならず、要求する性能、品質確保の確実性なども判断材料として活用を検討する」とした。
 鋼橋長寿命化では、橋梁修繕工事について、「橋梁補修工事(鋼製橋梁)工事種類別難易度(案)」の活用と「技術協力・施工タイプ」による発注が議題となった。発注時の条件明示の改善では、同局が「さらなるリスク軽減のため施工条件明示具体例(案)の作成を一緒になって勉強会などにより検討したい」と前向きに回答した。

Source: 建設通信新聞
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