年度内に獣舎改修着手/岩山地区一体で公民連携/盛岡市の動物公園再生事業/都市公園会社が総会

 盛岡市は、国内初の公的動物公園における民間主導公民連携事業となる市動物公園(岩山南公園)再生事業計画と、これをリーディングプロジェクトとする岩山エリア一体の公民連携基本計画をまとめた。市が出資する都市公園活用会社の「もりおかパークマネジメント」が4日に臨時株主総会を開き、その後動物公園に関する事業方針などを公表する見通しだ。 整備スケジュールは随時詰めていくが、2019年度中に獣舎改修や園路整備に着手し、21年度ころのリニューアル完了を目指す。この間にレストハウスやセミナーハウスなどの既存施設改修、Park-PFI(公募設置管理制度)などの公民連携事業手法を検討し、リニューアル後には中長期発展を見据えた複合施設や保育園、高齢者福祉施設などの民間提案による新設事業を具体化する。
 同市新庄下八木田の岩山エリアにある市動物公園(敷地約37ha)は、開園から約30年が経過し、施設の老朽化が進行しているほか、来園者数の減少に伴い収入も減少しているため、民間事業者のノウハウを生かしてリニューアルを行い、魅力ある施設への転換を図る。
 公民連携に当たっては、17年度に基盤整備調査業務をオガール(岩手県紫波町)に委託し、運営マネジメント会社の組成方針などを動物公園再生事業計画として策定。これを基に、ことし7月に公園の運営などを担うもりおかパークマネジメントを設立した。
 動物公園の再整備は3段階で進めていく。初弾は老朽化が著しい獣舎(建物約3934㎡、屋外部分約1万5717㎡)やランドスケープの改修などを行う。第2フェーズは公民連携によるセミナー・レストハウスなどを改修。最終フェーズでは、市の調査に提案のあった民間施設などを整備する計画だ。
 一方、岩山エリアには、動物公園や旧漆芸美術館、綱取公園、岩山公園などの公共施設のほか、岩山パークランドや盛岡競馬場などの民間施設が点在しており、動物公園再生事業を起爆剤にエリア一体の集約効果を広げながら各施設の公民連携を推進していく。
 動物公園全体の整備基本設計はもりおかパークマネジメントが担当している。

Source: 建設通信新聞
年度内に獣舎改修着手/岩山地区一体で公民連携/盛岡市の動物公園再生事業/都市公園会社が総会