鉄筋、型枠、機械土工の3職種/能力評価基準を初認定/国交省 建設キャリアアップ普及の契機に

 国土交通省は、建設キャリアアップシステムと連携し、技能者の能力を客観的に評価する「能力評価基準」をことし4月の制度開始後、初めて認定する。7日に鉄筋、型枠、機械土工の3職種(団体)から、それぞれの能力基準案の申請があり、8日付で大臣認定を受ける。登録基幹技能者制度があるすべての職種(現在35職種)で、今年度内に能力評価基準の申請手続きを完了させることが決定しており、10月中には今回の3職種を含めた10職種前後が申請・認定される予定。今後、各団体による基準策定が加速する見通しだ。 能力評価基準は、建設キャリアアップシステムに蓄積される就業履歴や保有資格といった登録データを活用して、それぞれの技能者が持つ力量を4段階でレベル分けする仕組み。経験や知識・技能、マネジメント能力に応じてレベル判定を行い、▽レベル4(ゴールド)▽レベル3(シルバー)▽レベル2(ブルー)▽レベル1(ホワイト)--の4段階の建設キャリアアップカードが技能者本人に交付される。
 能力評価の実施スキームは、技能者または技能者の所属事業者が、能力評価を実施する各専門工事業団体に能力評価・カード交付を申請。各専門工事業団体は建設キャリアアップシステムからその技能者の情報を受け取り、能力評価を行う。評価結果を建設キャリアアップシステムに通知し、レベルに応じたカードが発行される。2020年度からは建設キャリアアップシステムと連携したレベル判定システム(仮称)により評価を実施する。
 能力評価基準が認定された職種については、各専門工事業団体が能力評価の開始時期や判定手数料を定める実施規定を策定し、国交大臣に届け出た後、申請の受け付けを開始する。今回認定された3職種では、11月以降の評価開始を目指す。今秋に開催する職長・中堅クラスの技能者を対象に実施する特別講習の受講者は、レベル判定の手数料が免除される予定だ。
 能力評価基準でのレベルアップは、経営事項審査の見直しで新たに加点対象とする検討も進んでおり、基準認定が進むことで、建設キャリアアップシステムの登録拡大の1つの契機となりそうだ。

Source: 建設通信新聞
鉄筋、型枠、機械土工の3職種/能力評価基準を初認定/国交省 建設キャリアアップ普及の契機に