多摩川駅周辺でまちづくり/先導地域に西側拠点/調布市と京王電鉄

 東京都調布市と京王電鉄は、京王線多摩川駅周辺約25haを対象にまちづくりを検討している。駅西側を商業・生活利便機能と居住機能が集積する「駅前複合拠点ゾーン」として先導地域に位置付け、早期に拠点形成を目指す考えだ。市は、「京王フローラルガーデンアンジェ」(多摩川4-38)の活用を計画する京王電鉄の動きに合わせて、地元住民らの意見を取り入れ、実情を踏まえたまちづくり計画の策定を目指す。市は近く、3者で構成する懇談会がまとめた「まちづくりの目標・方針(案)」の提案を受ける。 懇談会がまとめたまちづくりのコンセプトは、駅直近にふさわしい生活拠点の創出と“住み続けたい”を支える身近な環境づくり。多摩川4~5丁目の対象地域を駅前複合拠点、レクリエーション、商業、快適居住の4ゾーンにエリア分けした。
 早期形成を掲げるのが、駅西側に位置する駅前複合拠点ゾーンだ。駅周辺というポテンシャルを最大限発揮するため、新たな土地活用として地域密着型の商業集積と居住機能を備えた多世代交流・循環型コンパクトタウンをイメージ。スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの商業機能、飲食店や子育て支援・高齢者福祉などの生活利便機能、健康増進や福祉を支援する公共機能を組み合わせることで暮らしやすさを向上する狙いだ。
 レクリエーションゾーンは、京王閣競輪場の機能を保ちつつ、各イベント時のにぎわいを周辺の居住環境と調和する。
 駅東側に位置する商業ゾーンは、長期的視点に立った拠点形成を検討する。鉄道東西の一体性を高める花と緑の軸を生かして周辺ゾーンと回遊性を高めながら、既存住宅機能との調和に配慮して商業機能を活性化する。
 京王電鉄は、「具体的な施策は未定」としながらも、植物園である京王フローラルガーデンアンジェの緑を継承したまちづくりを検討中だ。

Source: 建設通信新聞
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