東北整備局初/ECI新飯野川橋補修を公告/23日まで参加受付/技術協力業務と工事

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は11日、同局で初めて技術提案・交渉方式(ECI)を導入する「国道45号新飯野川橋補修工事にかかる技術協力業務及び国道45号新飯野川橋補修工事」の簡易公募型プロポーザルを公告する。参加申請書などの提出は23日まで。1次審査で上位5者を選抜し、11月下旬まで技術提案書の提出を求める。ヒアリングなどを経て、12月中旬に優先交渉権者を特定する予定だ。 ECIは発注者があらかじめ最適な仕様を設定することができない工事などで、応札者からの技術提案や価格等の交渉によって仕様を確定することができる入札・契約方式。
 今回は、優先交渉権者の技術を設計に反映させた後に施工契約を結ぶ技術協力・施工タイプを採用する。
 プロポーザルの1次審査では、企業の技術力と配置予定技術者の施工能力を評価し、上位5者を選ぶ。
 技術提案は、▽技術協力業務の実施に関する事項▽損傷状況に関する所見および追加調査などの提案に関する事項▽床版取り替えにおける不確定要素への対応・提案能力に関する事項--の3項目を求める。
 審査は有識者らでつくる専門部会が担当し、技術評価点が最も高いものを優先交渉権者とする。最高点が複数者となった場合は、床版取り替えに関する提案が高いものを優先する。
 対象の新飯野川橋は、宮城県石巻市内の北上川を渡河する長さ441.5m、幅10.8mの3径間連続非合成鋼床版箱桁橋(2連)で、1974年に竣工。架設から45年が経過しており、2014年度に実施した点検で歩道部の床版PC鋼材が破断していることが確認され、鋼板で応急処置を施した。
 その後、17年度から下り線歩道の床版取り替えに着手し、現在も施工中だ。下り線の工事で不可視部の損傷がみつかり、工事費の増大や工期の延長を余儀なくされている。
 こうした状況を踏まえ、上り線の歩道床版取り替えに当たり、施工者の視点で手戻りのない工法などを提案してもらい、長大が担当している設計に反映させるため、技術協力・施工タイプのECIを採用することとした。
 技術協力業務の履行期限は20年3月31日で、業務規模は500万円(税込み)を想定している。設計完了後に工事に関する価格交渉を行い、交渉が成立すれば工事契約を結ぶ。工期は22年2月28日までの予定で、概算工事規模は4億円(同)程度を見込んでいる。
 交渉不成立の場合は、第2順位の交渉権者と技術協力業務を契約し、設計の見直しから再スタートする。
 工事場所は同市小船越矢倉~成田小塚裏畑。

Source: 建設通信新聞
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